CGアニメーターとしてのデモカット3種です。映画において動きが主役となるジャンルが「活劇/スラップスティック/ミュージカル」の3つであることをもとに制作しました。
使用ソフトは3ds maxとAfter Effectsです。
01-戦闘
仕事で一番よくやる内容です。自主制作をやっていた頃は、自分が戦闘主体のアニメーターになるとは思ってもみませんでした。
戦闘シーンとドラマは、わりと切り離されて捉えられがちですが、僕は戦闘シーンにこそ、キャラクターの本質は映るものだと思っています。現実世界において危機的状況でこそ、その人の本質が見えてくるのと同じです。
02-スラップスティック
バスターキートンが好きです。CGを使えばなんだってできるのに、なぜあの自由さと躍動を超えられないのでしょう。
「走る」といったら「青春」という認識が僕にはあるので、夕陽に向かって走りました。中盤の跳躍は、10代のころ何かの小説で読んだ「ベリーロールで超えていった」という文章がふと頭に浮かんだ結果です。周囲の期待を軽々と超えることの比喩として使われていました。
03-MV
高校生の頃、ミスチルのライブパフォーマンスでどれが一番かを友人と言い争いました。その頃にはYoutubeに過去の動画がたくさん上がっていたのです。テレビの音楽番組の生放送が翌日の学校の話題だったりもしました。一昔前にあった、半分事故的なカメラワークが好きでした。
今は、テレビよりアニメより、ライブのBDを観ることが多くて、去年はLiSAさんの作品を繰り返し観てました。人が輝くってこういうことか、とわかります。
Sketchfab
自分が作ったカットを、誰もが3D空間で再生できるような時代がいつか来てほしいな、と思っていたのですが、既にありました。今はまだアニメーション主体のものは少ないですが、これから先、スポーツ選手のプレーやアーティストのライブがアップロード可能になれば、3D空間をリプレイする楽しみはもっと身近なものになるでしょう。
モーメント
一個一個の動画はTwitterから発信していて、すべてのログは下記のモーメントにまとめてあります。サンプル動画などはこちらが一番詳細に残っておりますので、ご興味ある方はこちらからどうぞ。